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ホテルからのお知らせ

ホテルマンと漁師の釣り情報

2006.07.15

VOL.6 釣りというもの

【内容については、松前個人の釣り修行編といったもので、当ホテルの釣りパック“穴場へご案内”とは直接関係ありません。】

6月27日(火) 曇り時々晴れ 大潮 満潮 午前09:05  波高0.5のち1.0m

前回同様、私(松前)の個人的付き合いで、高校野球部の先輩と、先輩の奥様との総勢3名で、例の大アジを狙って午前8時に出港し、平郡沖の7番灯台に向かいました。

仕掛けはサビキでエサは地アミと冷凍シロウオを使用。前回大荒れの中での釣りを経験しているので、今回はかなり楽な釣りができると思っていた私は、またまた深い気付きを得る機会に遭遇しました。潮も良い、天気も良い。しかし、一向にアタリが来ない。たまに来たアタリは、明らかにあの大アジのそれとは違う。

私は舟釣りを経験してからこれまで、運良くいつも大漁ばかりを経験してきたものだから、船頭さんの腕が良ければいつでも大漁になるという感覚が潜在的にありました。釣れないのは、たまたま天気や潮の状況が悪いからだと。

しかし、今回、潮と天気が両方良くても釣れないことがあるということを知りました。
ただ、そのような状況での釣りは退屈でつまらないものなのかというと、実はそうでは無いのです。
むしろ、そのような状況のお陰で何とか釣ってやろうという闘志が沸いてきたのです。

釣り経験の浅い私なりに、エサの付け方や竿の動かし方などを色々と試行錯誤して、その結果釣れるとちょっとしたコツを掴む。1艘の船に3人の釣り人がいるのに、そこには自分だけの戦いの世界があり、それぞれが集中しているというのは、深い味わいがあります。

そんな時です。「重い、重い!」という奥さんの声でふと我に返ると・・・すでに先輩は玉網を片手に「もっとゆっくり」と奥さんを背後からサポートしていました。

「よしっ」
とすくい上げた玉網の中を見てびっくり。
40センチを軽々越える、真っ黒で丸々と肥えた魚が暴れているではないですか。

「クロソイじゃ(柳井周辺ではガフク)。」

『アジ狙いで、こんな魚まで釣れるの?』と、この日は大アジが狙いなのでクロソイは外道とはいえ、あんな大きな魚ならむしろそっちの方が釣りたいと内心思いながら、私は写真を撮り終えるとすぐにまた持ち場に戻って釣りを再開しました。

(先輩は同じポイントで、この2週間前にはアジ狙いの外道で70cmのヒラメを釣ったそうです。)

しかし、この日は本当にアタリが続かない。結局最初のポイントは2時間で移動しました。


1時間後


2時間後

次のポイントは小水無瀬沖沈船(こみなせおきちんせん)。

ここでもやはりアタリはこない。
途中先輩が「昼飯にしよう。」と言われたのですが、前回の船酔いの影響で、船上でご飯を食べる気になれない私は、お二人が食事をしている間、昼寝をしていました。

20~30分位寝ていたでしょうか。気が付くと、お二人は釣りを再開していました。私も慌てて糸を垂らした。その直後です。

ググッグイイイイーッ

1年ぶりのこのアタリが、あの大アジであることは経験の浅い私にもはっきり感じました。

「来たねぇ、来たねぇ」

と声をかけてくれた先輩も直後に「おっ、こっちも」とアタリが。

「よっしゃ、やっと(群が)来たぞぉ!」

先輩の声もあり、急いで仕掛けを落としましたが、大アジの群が通ったのはあのほんの一瞬のことでした。

結局、潮の状態は良かったにもかかわらず、アジの回遊が乏しかったため、それから1時間粘りましたが、この日大アジはあの2匹だけでした。大シケにもかかわらず、入れ食い状態だった前回とは全く対照的な釣果。

このままでは帰れない。
「夕飯のおかずは任せろ!」と、前日スタッフに豪語したことを先輩に打ち明けると、「それじゃあホゴを狙うか」と、すぐさま竿を片付けて猛スピードで平郡西に移動しました。

カブラと棒錘で、エサもなしに底を探るホゴメバル釣りは、2回垂らす間に50メートルも流されるほど潮流が速いポイントなので底をとるのに苦労しました。

時間が迫っていたので、1時間半ほどしかできませんでしたが、私と奥さん(途中で先輩と交替)二人で、30匹以上釣り、中には良型も多く、かなり手応えも楽しめました。

なんとかみんなに顔向けができる程度の釣果を持って港に着いたのは午後4時30分。急いで車に乗り込みシャワーを浴びてホテルに着いたのは5時を回っていました。

調理場でクーラーボックスを開けて、
「どうぞ好きなだけ取って」
と言うと、みんな喜んでくれました。もし釣れていなかったらがっかりしただろうなと思いながら、「ここのところ回遊状況が悪いから」と、先輩が出港の際に言った言葉を思い出しました。

「松前君。今日は釣れんかったら四国まで行って温泉じゃ」

ホテルマンの仕事は状況に対応することです。私は今回の経験で、釣りも現場で即興的に状況に対応することを楽しむ非常に奥の深いスポーツであることを知りました。


このような良型が多かった。


これでスタッフのおかずは万全。

いつまでたっても釣りが上達しない私の面倒を見ながら、操船をして、自分も釣りを楽しむ。沖に出ると、先輩の後姿は何倍も大きく見えました。

 

【ホゴメバルの唐揚げ クロソイとアジのお刺身 クロソイの味噌汁

ホゴメバルの唐揚げ
カリカリになるまで揚げると、ヒレや骨もおいしく食べられます。ビールに合うし、カルシウムもたっぷりです。

クロソイとアジのお刺身
始めて味わうクロソイをまずはお刺身で味わいます。残ったアラは味噌汁用に塩をふっておきます。

クロソイの味噌汁
あのゼラチン質の顔の部分を見たときから、「味噌汁にしたらうまいはず!」と思っていましたが、予想以上のうまさでした。