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お客様実体験

釣りパック体験記

2014.11.25

『逃がしの極意で大物GET?!』

2006年の釣りパックでハマった我らは、今回で9回目。これまでどんな天気予報も覆し、釣果を上げて来たが、今年の10月は台風の襲来で初の中止を体験。連続記録も途絶え、そろそろ潮時かと思ったが『11月下旬まで大丈夫。但し海は荒れるけど・・・』と聞いたものの、迷わず再予約。

11月24日曇りのち雨、降水確率60%の天気予報は覆り、穏やかな晴天で11月にしては珍しくベタ凪。最高の釣り日和となった。メンバーはいつもの顔ぶれに初心者1名の6名。久しぶりに一艘での出港。舵を握るのは漁師のスペシャリスト小浜さん(大将)、とくれば釣れない訳がない。

しかし前日に電話すると『11月は数があがっちょらん』『さびきも準備しちょく』『来るのが遅いよぉ~』と珍しく弱気な発言。でも『釣れればデカイ』と言う言葉に期待を込めて出港。まずは穏やかな湾内で1投目、昨年ハゲが釣れたポイントだ。おもりが底に届き、竿を少し上げた瞬間。

『コツコツ』来た!上手く合し、リールを巻くと、ぐいぐい引っ張る。鯛じゃ!他のみんなも、軽快にリールを巻き上げ、今年もおるねぇ~とニヤつく。そんな釣果を見て、今日はイケると思ったのか、舟は外海へ移動。場所が変わっても当たりは続いた上、鯛のサイズもUP。・・・ふと船尾をみるとかなりしなった竿を片手に操船している大将。顔は大物を予感させる。約5分後、優勝力士が持つぐらい大きな鯛が舟の上でバタバタと暴れた。

釣りあげた大将は2投目で来た。『道具も餌も一緒よぉ~』と言ったあと、『即合わせは厳禁。逃がしの極意じゃ』と自慢げに語る。『逃がしの極意・・・』と聞き返すと『当たりのあと、竿一本分ぐらいゆっくり餌を逃がすんよ』今時期は餌を追ってくる! 早速、試してみる。コツコツという当たりのあと、ゆっくり竿を上げ餌を逃がすと、じわっと竿がしなり始め、グイグイ。ヒット! これが『逃がしの極意か!』釣果は一気に加速する。

すると『あ~覚えてしもうたかぁ~』と大将がぼやいた。 舟釣り恒例のお祭り騒ぎは今回も例外なく。隣通しはもちろん、舟の前後、反対側関わらず、日常茶飯事。特に、潮流が速いところでは、道糸が真下に落ちないので注意が必要。少し待つぐらいの余裕も大事。それにしても、慣れとは恐ろしく、もつれても慌てず酔わずほどける様になったなぁと思っていると、反対側がキャーキャー言っている。『ひらめじゃ』『デカイ』・・・えっ?と竿を置いて見に行くと、『うわぁ~デカかったなぁ~』と。

えっ?逃がした?80cmはあった!と、そんな化け物も釣れるんじゃ。途中、さびきに切り替えていたが、みんな一気に仕掛けを元に戻して『大物釣りモード』へ。するとまた、『あっ!』と、大きな声が聞こえ。また来た?と見ると、海面へ手をつけている。どうした? 竿が落ちた・・・(泣)また大物?多分・・・。残念ながら竿は浮いて来ることなく、海の中へ消えて行った。流石に大将も口数が減った。

そんな中、舟の上ではまた、お祭り騒ぎが発生。今度は誰とお祭り?って、みんな竿を上げちょるじゃん・・・ってことは、さっき沈んだ竿の道糸か?大将が素早く道糸を手繰り始める。『リールがフリーじゃなかったらええけど・・・』舟の上に手繰った道糸がカラフルな円を描く。駄目かな?とあきらめかけた時『やったで!』と大将が叫び、竿が上がって来た。過去にも竿を落とした事はあるが、帰ってきたことは無い。

こりゃあ、大きな鯛や、逃げたひらめにも勝る、大物を釣り上げたな!と言われた女性は、どこか誇らしげだった。そして、落ちた竿の針先には・・・大物ならぬ『可愛いトラハゼ』が一匹、申し訳なさそうについていた(笑)

最後に毎年期待を裏切らない、柳井グランドホテルと漁師のみなさまに感謝しつつ来年はいよいよ10年 節目の年となる。これまでの経験と極意をフルに活かして爆釣をめざしたいと思います。この度も『ぶち楽しい釣りパック』ありがとうございました。

小野田の尾道在住 yuuki 2014.11.25